合同会社設立の登記が無事完了したら、ついに会社の銀行口座を開設できます。
法人口座を開設する銀行といっても、色々な種類があります。 都市銀行、地方銀行、信用金庫、インターネットバンクなど。
あらかじめ個人口座である程度の取引のある銀行などがあれば、口座開設の手続きも比較的スムーズに行きますし、その銀行で開設するのがいいでしょう。
また一般的には自分の会社の本店に一番近い銀行に開設するとなにかと便利です。あとはサービスの善し悪しや、自分の会社にあったサービスが提供されているかなどで決めましょう。
私の個人的なお勧めとしましては振り込み手数料も安く、24時間パソコンから入金確認などが出来るイーバンク銀行やジャパンネット銀行などのネットバンクがお勧めです。
銀行口座を開設するには、銀行所定の用紙による届出が必要となりますが、手続き的には個人口座を開設するのと大して変わりません。口座が開設されるまでの期間は、申込みからおよそ3~5営業日ほどかかるようです。
法人口座開設後は、代表者の個人口座に入っている資本金額を法人口座へ移しましょう。そうすることによって会社設立後の経理もスムーズに開始できます。
ただし、法人口座の開設にあたっては、その会社がどのような会社なのかを、銀行の担当者から聞かれることもあるようです。
社長の経歴や会社の事業内容、なぜこの銀行を選んだのかなど、銀行側としてもあやしい会社や、信頼できないような社長とは、なるべく取引したくないという思いがあるようです。
なお、特に銀行側から質問などもなく、世間話程度ですんなり開設できてしまう場合もありますが、口座開設の申込書に、会社の基本事項(商号、本店、事業目的など)の記入を求められることもありますので、あわてないように最低限の準備はしておいてください。
下記に一般的な法人口座開設に必要な書類を掲げておきます。 ただし扱いは銀行によって異なりますので、必要書類などは事前に銀行に必ず問い合わせてください。
- 口座開設依頼書(銀行に備え付けのものです。)
- 登記簿謄本
- 会社の定款
- 会社の印鑑証明書
- 会社の代表者印
- 銀行印
- 代表者のの身分証明書
などなど。